------------------------------------------------------- プロローグ【道化・クリス・クレア・セルヴィナ】クレア・セルヴィナはのび作成の予感?w ------------------------------------------------------- 道化 昔々、不思議な事件ばかりを解決する探偵がいました。 難題ばかりの依頼に、死に掛けたのも一度や二度ではありません だけど、その探偵はいつも笑ってばかりでした。 なんでそんなに酷い目に遭っているのに笑っていられるんだろう そう不思議に思い、ある少女が探偵に聞きました。 クレア なぜ貴女はいつも笑っていられるの? クリス セルー、醤油取ってー。 セル あ、はーい。 道化 ・・・・・・無視でした。 少女はこういう扱いに慣れていたので再び聞きました。 クレア なぜ貴女はいつも笑っていられるの? クリス 私の所に来る人は皆、未来に希望を見出せない人ばかりなのよ。 そんな人達の前でわざわざ暗い顔することもないでしょう? 未来に迷い、運命に迷ってしまった人達を救う・・・ つまりは迷える未来を救う、迷探偵なんだから。 ザクとは違うのだよ、ザクとは。 道化 探偵が最後によくわからない単語を言ったけれども いつもの事なのであまり気にせずに、少女はまた聞きました。 クレア ・・・いつか私もそんなふうになれるかな。 クリス もちろんよ、まずその性格なんとかしなさい。 貴女は世界がこんなにも素晴らしい所だって気付いて無いだけ。 才能も、努力する根性もあるし、あとはそれだけよ。 がんばりなさい、クレア。 道化 少女はそう言われると少し嬉しそうに笑いましたとさ。 【暗転】 あの迷探偵が帰ってきた・・・! 前回を見て無い人は置いてきぼり! ・・・にならないように頑張りました。 見た目はアサシン、頭脳は子供! 迷宮だらけの迷探偵・・・その名は。 迷探偵クレア! ―――開幕 ------------------------------------------------------- 第一幕【ラトリーフ・うりん・戒莉】 ------------------------------------------------------- ラトリーフ板付き 道化 【某学園・廊下】 ラトリーフ すっかり遅くなってしまったわ。 うりん下手より入る。 うりん ラトちゃん・・・今帰りなの? ラトリーフ あら、うりん・・・そうよ、家に向かうところですわ。 うりん ラトちゃん・・・気をつけてね。 ラトリーフ 気をつけろって・・・どうかしたの? うりん だって、ラトちゃんにあんな噂が流れてるから。 ラトリーフ あぁ・・・何かと思ったら。 あんな物、毛の先ほども気にしてませんわ。 うりん ・・・ラトちゃんは強いね。 もし私だったら怖くて家から出れないよ・・・。 ラトリーフ まったく・・・貴女は心配症ね。 安心なさい・・・もし貴女を傷つけるような人間がいたら 足の先からヤスリで擦って砂にしてあげるわ。 うりん ・・・ラトちゃん・・・ありがとう。 でも想像すると結構グロいー!! ラトリーフ ニヤ・・・もう帰るわね。 うりん うん、また明日。 ラトリーフ 御機嫌よう。 ラトリーフ下手へ上品にはける(マテ うりん ラトちゃん・・・心配だなぁ。 戒莉、上手より入る。 戒莉 うりん君 うりん あ、先生。 戒莉 聞いてたよ・・・ラトリーフ君のことが心配かい? そうだろう?先生には解るよ。 うりん 解るって・・・今私口で言ったやん・・・。 戒莉 うんうん、先生はちゃんと解ってるよ。 うりん はいはい、そうですか。 戒莉 あんな噂が流れたら心配になるのも無理は無い。 君はラトリーフ君に危険が迫っていると考えてるね。 うりん 当たり前です、ラトちゃんにあんな噂が流れてるんです。 誰だって不安になりますよ・・・。 戒莉 ・・・君の力はなんて言っている? うりん 先生・・・ その話はしないでくださいと言いましたよね・・・。 戒莉 そうだったね・・・すまなかった・・・。 うりん ・・・そんなことより今はラトちゃんです。 戒莉 そこまで気にすることもないと思うんだけどね。 ただの噂だし・・・そんなに心配かい? うりん 当たり前です・・・。 戒莉 そっか・・・だったらこれを見てごらん。 うりん ・・・チラシ? 普通でない事、受け賜ります・・・クレア迷探偵事務所? 戒莉 クレアって人はちょっと有名な変人でね。 探偵と言っても半分、何でも屋みたいなものだ。 うりん へぇ・・・こんな人がいるんですか。 戒莉 僕の紹介と言ってそこに相談に行ってみるといい。 変人だけに変な事件を主に扱っているところだからね きっと力になってくれるはずだ。 うりん ・・・先生って何者なんですか? こんなこと知ってるなんて。 戒莉 なに、ただの若くて元気なティーチャーさ!それじゃ! 戒莉下手にはける うりん 先生・・・とりあえず 一日10回必ず話しかけるのやめて欲しいんですけど・・・。 道化 【暗転】 ------------------------------------------------------- 第ニ幕【クレア・セルヴィナ・うりん】 ------------------------------------------------------- クレア・セルヴィナ板付き 客席 ■■□□□□□□□□□■■ ■■T□ク机□イ□□扉■■ ■■□□□□□イ□□□■■ 上 ■扉□□□□セ□□□□■■ 下 ■■□□□□□□机□□■■ ■■■■■■■■■■■■■ 海 ク=クレア セ=セルヴィナ T=TV イ=イス 道化 【クレア迷探偵事務所】 クレア すやすや・・・。 セル はぁ・・・クレアさん寝ちゃったし暇だなぁ。 クレア ぐーぐー。 セル 幸せそうに寝ちゃって。 ・・・こういうの見てるとなんか邪魔したくなるよね。 クレア くそう・・・ゾンビが二体か・・・。 セル ラクーンシティ!?・・・随分クレアさんらしい夢ですね。 クレアさーん、戦況はどうですか? クレア た・・・弾が切れた・・・むにゃむにゃ。 セル あ、後ろからハンター3体が。 クレア ぎゃー!!・・・うぅ・・・。 セル ふふ・・・首狩りでも喰らうがいい・・・。 クレア ・・・頼むぞ大河、それに救世主候補生達・・・。 セル なんか生まれ変わってるし! クレア アヴァターを・・・世界を・・・。 セル くそう・・・元ネタがわからないから悪夢にしようがないな。 クレア zzzzzzz セル これまたわかりやすい睡眠の表現ですな・・・。 意地悪しないで普通にお昼ご飯でも作りますか・・・。 セル、上手へはける クレア 貞子のポスターもらってきたぞー・・・むにゃむにゃ。 セル上手よりはいる。 セル ぎゃあああああ!ゴキブリー!クレアさん起きてー!! 安眠を邪魔した事なら謝りますからぁぁあ!! クレア う・・・あ・・・朝? セル いえ、抜群に昼です! クレア なんか変な夢見たよ・・・ゾンビとか色々出てきた・・・。 セル 多分名前のせいです! いや・・・今はそんなことより台所にヤツがっ!! クレア ゲ・・・あの盗虫サイズのゴキブリか!? セル そうですよぅ・・・TT クレア それは・・・二人ががりでもきついね・・・。 うりん下手よりはいる。 セル せめてあと一人いれば・・・。 うりん あった、ここが迷探偵事務所 ・・・すいませーん! クレア いいところに!ささ、あがって!! うりん え?・・・何ですか?え? セル はい、アースジェット。 うりん アースジェット? クレア ではこれより・・・。 アースジェットストリームアタックをおこなうっ!! セル ごー!! うりん 何これっ!?何これっ!? クレア・セル・うりんの順に上手側にはける 同上、戻ってくる。クレアが最後。 クレア 踏み台にされたぁ!! セル 近寄らないでください、エンガチョー!! うりん だ・・・大丈夫なんだろうか・・・。 クレア ああ、ごめんごめん・・・お客さんだね、話聞くよ。 うりん え、あ、それでは・・・え、えっとですね・・・。 最近、連続殺人が起こったって話聞いたことありますか? セル 主婦にプログラマーに学生と、計3人が殺されたとか。 うりん それです。 クレア あー、昨日の仕事してた時その辺の人が言ってたな。 セル 昨日は大変だったみたいですね。 クレア んで、その犯人探しでもすればいいのかな? 警察の方は捜査はどうなってるんだろ? うりん 警察は捜査なんてしていません。 セル へ? うりん そもそも、誰も死んでないんですから・・・。 道化 【暗転】 ------------------------------------------------------- 第三幕【クレア・セルヴィナ・うりん・ラトリーフ】 ------------------------------------------------------- クレア・セルヴィナ・うりん板付き 客席 ■■□□□□□□□□扉■■ ■■□□□□□□□□扉■■ ■■□□セ机机イ□□壁■■ 上 ■■□□□机机□□□壁■■ 下 ■■□□ク机机う□□壁■■ ■■■■■■■■■■■■■ 海 ク=クレア セ=セルヴィナ う=うりん イ=イス 道化 【喫茶店〜水銀燈〜】 クレア ズズズズズズズズズ。 セル もう中身無いんですから吸って音立てるのやめてください。 クレア ちぇー・・・んで、さっきの話なんだけど。 うりん はい・・・ただ漠然と噂だけがあるだけで・・・ クレア 事実とは違う噂が、何故か流されてるって事かな? うりん そうなんです・・・変じゃないですか? この噂を知ってるのは10人や20人じゃないんです。 貴方達が知ってたように、噂で殺された本人さえ知っているんです。 セル それは確かに変ですね。 クレア セルはこの話どこで聞いたの? セル 昨日の昼に雀荘に行ったら・・・ ハッ!Σ(゜Д゜;)!! クレア ほう・・・雀荘ねぇ・・・ 昨日の昼って・・・あっしが汗だくで仕事してた時だよね! セル 落ち着いてください、何かの間違いです! そう!・・・きっとプラズマですよプラズマ! クレア 3秒やる、懺悔を済ませなっ! セル 私は無宗教です! と、とりあえず今は話を聞くのが先ですよ! うりん それでですね・・・。 ラトリーフ下手より入る うりん あ、来た来た。 ラトリーフ うりん・・・話って何かしら。 えっと・・・こちらは? クレア ども、こういうものです。 セル 名刺渡すの私ですけどね・・・はい、どうぞ。 ラトリーフ ・・・探偵さんですか。 あぁ・・・そういうことね。 クレア えっと貴女は? ラトリーフ 初めまして、私の名前はラトリーフ。 噂で三番目に殺された学生、ですわ。 クレア ・・・なるほど。 ラトリーフさんの身を案じて依頼してきたんですね? うりん ・・・はい。 ラトリーフ まったく・・・余計な事をしますわね。 うりん ・・・そうだね・・・ごめんね。 ラトリーフ 私に内緒で依頼する意味がないでしょう? 一緒に行ったほうが時間の節約になりますわ。 余計な事しますわね・・・。 うりん ラ・・・ラトちゃん・・・。 ラトリーフ それとも何かしら? 私が貴女の好意を煙たがるとでも思いまして? うりん ・・・そうだね・・・ごめんね。 クレア ・・・えっと。 うりん あ、ごめんなさい。 クレア んじゃあラトリーフさん、質問するけどさ。 ラトリーフ はい。 クレア 身を狙われるような覚えはある? もしくは身の回りに変な事とかない? ラトリーフ 身を狙われる覚えはありませんけど・・・。 えっと変な事というのは例えば・・・? クレア 家宝の短刀が呪われているだとか。 セル 眼鏡を取ったら死の線が見えるとか。 ラトリーフ は・・・はぁ。 クレア  担任の先生がチビッ子魔法使いとか。 セル 知り合いに暗黒エスパーがいるとか。 ラトリーフ えっ。 うりん あっ。 クレア どった? うりん えっと・・・その・・・。 ラトリーフ うりん、貴女は関係ないでしょう? 別に言うこと無いわよ。 クレア ん? うりん 私・・・実は・・・変な力があるんですよ・・・。 ・・・時々未来が見えるんです。 ラトリーフ うりん・・・。 クレア ふーん・・・噂が未来を予知している・・・? うーん、なんか違うなぁ・・・。 うりん え・・・話・・・信じてくれるんですか・・・!? クレア ん、嘘なの? うりん 本当ですけど・・・ 信じてくれたのは戒莉先生とラトちゃんだけだったから・・・。 あ、そうだ・・・戒莉先生とはお知り合いなんですか? クレア 戒莉さんって結構有名な迷呪の先生でね。 直接面識があるわけじゃないけど一応名前は知ってるね。 ラトリーフ 迷呪・・・? クレア 簡単に説明すると、何でもアリの変な力だと思ってくらはい 貴女のその力も未来を引き寄せる迷呪。 うりん はぁ・・・。 セル 貴女の話を信じるっていうかね。 うちに来る依頼の8割がそういう変な事件なんだよTT うりん 私みたいな人がほかにいるんですか!? クレア とりあえず、これでうりんさんが無関係とは思えなくなったね。 うりん えっ?私ですか? クレア セル、今からあっし、うりんさんと出かけてくるね。 うりんさんの力について調べるから。 セル 私はラトリーフさんの噂を担当って事ですか? クレア うん、とりあえず噂の出所とかの聞き込みよろろ。 セル 了承。 クレア ついでに謎ジャムの中身も調べといて。 セル うぐぅ ラトリーフ 私のことですし、協力しますわ。 セル ではお願いします、行きましょう。 クレア 行ってら。 セル・ラトリーフ下手にはける クレア それじゃ、あっし達も行こうか。 うりん えっと・・・どこにですか? クレア ・・・肉屋。 うりん ふぇ? 道化 【暗転】 ------------------------------------------------------- 第四幕【クレア・セルヴィナ・うりん・こたに・藍莉】 ------------------------------------------------------- こたに板付き 道化 【自称肉屋】 こたに 10・・・20・・・30・・・。 これだけ万札あれば十分か。 ん・・・もしもし? あぁ・・・アンタか・・・。 クレア・うりん下手より入る。 クレア たのもー・・・電話中か。 こたに だから何度も言ってるだろう! 現実の神父は戦う職業じゃないんだよ!じゃあな! クレア どんな会話だよ。 こたに お、あんたか。久しぶりだな。 相変わらず胸小さいな。 クレア チヌか? こたに んで、何が欲しいんだ・・・身があるほうか、無いほうか? クレア 無いほうに決まってらー。 あっしが生贄用カラスなんて買うわけないだろ。 こたに それもそうだな・・・で、何の情報が欲しい? クレア 予知能力に詳しい人、もしくは情報自体。 こたに また迷呪関係か・・・アンタも物好きだね・・・。 クレア うぉいうぉい、アンタに言われたくないなぁ。 いつも意味不明な条件つけるくせに。 で、今回の条件は何ー? こたに 今回はコイツと戦ってもらう 来な、藍莉。 藍莉上手より入る。 クレア こいつは? 藍莉 私の名は藍莉・・・いや、ファントムの名の方が有名か。 クレア 両方知らん。 こたに アンタにボコボコにされた前の用心棒の代わりだよ。 クレア あのセクハラ大臣か。 ヌッコロさなかっただけありがたいと思え。 こたに こいつに勝てたら教えてやるよ。 クレア はぁ・・・まぁいいけどさ・・・。 藍莉 1分だ・・・1分で終わらせる。 クレア やれやれ・・・。 うりん ク・・・クレアさんがんばって! 藍莉 では・・・行くぞ! クレア はああああああ! 戦略的一時撤退ーー!! クレア、バックステップで下手はけ うりん に・・・逃げた・・・。 藍莉 ま・・・待て! 藍莉、下手はけ こたに ・・・相変わらず楽しいやつだな。 まぁファントムじゃあクレアには勝てないだろう。 うりん じゃあなんで戦わせたんですか? こたに 今日は、萌えるゴミの日。 うりん なるほど。 こたに (納得しちゃったよ・・・。 道化 【数分後】 うりん、こたにと一マスあけて向かいあう。 クレア下手より入る クレア ただー。 こたに おかえり。 うりん お帰りなさい・・・あ、それロンです。 クレア 麻雀してるし! 藍莉下手より入る 藍莉 はぁ・・・はぁ・・・。 クレア おつかれー。 藍莉 ひ・・・卑怯だぞ貴様・・・。 こんな手段で私を疲れさせて・・・。 こたに そいつは違うぞファントム。 藍莉 なんだと!? う・・・驚くのも疲れる・・・。 こたに 息一つ切れてないあいつを見てみろ。 お前と同じ距離を疾走したにもかかわらずだ。 見ろ、あの余裕を。 藍莉 な・・・なにっ! クレア 隣の柿はよく客食う柿だ。 藍莉 ・・・・・・確かに。 潔く認めよう・・・私の負けだ。 クレア 当然!ファントムとかなんか知らんが・・・ そんなありがちな名前のやつにこの迷探偵が負けるかー。 藍莉 あ・・・ありがちな名前!!?? そうなのか、子たに! こたに 知り合いに8人はいるぞ。 藍莉 ガガーン・・・。 クレア まぁどんまい。 藍莉 う・・・お前・・・名を何と言うんだ・・・。 クレア クレアだけど? 藍莉 そうか・・・クレア、いやクレア殿・・・頼みがある 私に、ファントムに代わる二つ名をつけてくれないか。 クレア 古くから名は体を現すと言う・・・。 名前はそのまま中身となりますからとても重要です。 いいでしょう、付けてあげましょう。 藍莉 かたじけない・・・。 クレア 貴方は今日から美肌三銃士と名乗りなさい。 うりん わー、かわいー。 藍莉 び・・・美肌三銃士・・・それはちょっと・・・ クレア 甘い!・・・甘すぎるぞ美肌三銃士! 名に惑わされるでない!名前など飾りにすぎん! 大切なのは中身だ! こたに おぃ・・・さっきと言ってることが違うぞ。 クレア ワザと間抜けな名前を名乗り、中身を磨くのだ! 藍莉 そ・・・そんな意図が・・・。 私、自分が情けないです・・・。 クレア うむ・・・これにて一件落着! うりん 流石です黄門様。 こたに そんじゃあ約束の情報だ。 隣町の雷神屋敷を知ってるか? うりん ・・・・えっ! クレア あのおっきいやつだよね。 今は誰も住んでないって聞いたけど。 こたに あそこの地下には 予知能力の利用について研究していた施設があった。 今はとある理由で誰もいないのだが 研究した情報とかはまだ残っているらしい。 クレア ふーん・・・ありがと、助かったよ。 こたに またこいよ。 藍莉 クレア殿、この借りは必ず! クレア あーはいはい。 下手よりセル入る セル ク・・・クレアさん。 クレア セル?・・・どった? セル 噂で最初に殺された人いますよね。 クレア あー、確か主婦の人だよね。 それがどうかしたの? セル ・・・殺されちゃいました。 クレア ・・・・・・・は? うりん ・・・そ・・・そんな・・・! 道化 【暗転】 ------------------------------------------------------- 第五幕【クレア・セルヴィナ・うりん・ラトリーフ】 ------------------------------------------------------- クレア・セルヴィナ・ラトリーフ・うりん板付き 客席 ■■□□□□□□□□□■■ ■■T□ク机□イラ□扉■■ ■■□□□□□イ□う□■■ 上 ■扉□□□セ□□□□□■■ 下 ■■□□□□□□机□□■■ ■■■■■■■■■■■■■ 海 ク=クレア セ=セルヴィナ ラ=ラトリーフ う=うりん T=TV イ=イス 道化 【クレア迷探偵事務所】 クレア もしもし・・・うん、例の殺人事件の ・・・そっか、ありがと・・・じゃね。 セル どうでした? クレア 二人目のプログラマーの人も殺されたってさ。 うりん そんな! ラトリーフ どちらに電話していたんですか? クレア 警察の知り合いのところにね。 犯人は結構絞りこめてるみたいだよ。 容疑者は黒猫って人で、住所が・・・。 書類上では雷神屋敷ってなってるらしい・・・。 うりん えっ! セル 雷神屋敷・・・ですか!? クレア あぁ、言ってなかったね。 雷神屋敷ってのは、こたにのとこで教えてもらった場所なんだ。 セル そ・・・そうなんですか・・・。 実はこっちもですね・・・。 クレア どったの? うりん それが・・・。 ラトリーフ とりあえず行ってみましょう。 うりん えっ! ラトリーフ 全ての答えがきっと、雷神屋敷にあるはずですわ。 うりん 何言ってるのラトちゃん! ラトちゃんも知ってるでしょう!? ラトちゃん噂であそこで死んじゃうことになってるんだよ!? クレア そうなの? セル はい・・・ラトリーフさんはあそこで殺される。 そう噂では流れていました。 ラトリーフ だからよ、うりん。 ワタクシがあそこに行った以上、犯人も出て来ざるを得ないでしょう? それにこれだけ色々なことが雷神屋敷を示している・・・。 これが偶然だと思う? うりん 思わないけど・・・。 クレア ・・・まぁとりあえず行く人は30分後に駅前集合で。 ラトリーフ ・・・貴女もいらっしゃいね、うりん。 準備してきます、ごきげんよう。 うりん ラトちゃん! ラトリーフ下手よりはける セル うりんさん・・・。 うりん ・・・私、行けません・・・。 私、見えた未来を変えられたこと無いんです・・・。 見えちゃダメなんです・・・見えるの全部悪いことばっかりなんです クレア ふむ。 うりん もし私が一緒に行って・・・ ラトちゃんが酷い目にあってる未来を見ちゃったら・・・ こんな力・・・無くなっちゃえばいいのに・・・。 クレア うりんさん、悪いけどさ・・・来るべきだと思うよ。 これは私の勘なんだけどさ 今回の事件、うりんさんを中心に回っている気がするんだ。 うりん ・・・私が? 私なんて行っても何の役にも立たないよ・・・。 クレア そんなの分からないよ? うりん 分かります! 私いつもラトちゃんに迷惑ばっかりかけて・・・。 ラトちゃんの役になったことなんて一回だって無い・・・! クレア そっか・・・まぁ自分で決めな。 あっしは先に出るわ。 クレア下手にはける ちょい間 セル クレアさんも・・・。 クレアさんも貴女と同じだったんですよ? うりん ? セル 貴女と同じように、クレアさんには望まない力があった・・・。 クレアさんには異端を引き寄せる迷呪があるんです。 それが他の人を傷つけないよう、必死になって人を遠ざけてたんです。 うりん ・・・。 ・・・それで・・・。 セル ・・・ん? うりん それでクレアさんはその迷呪をどうしたんですか? セル どうもしなかった、今もそのままですよ。 うりん え・・・?だってあんなに明るくて・・・。 セル そう、クレアさんは迷呪じゃなくって自分を変えたの。 遠ざけるのではなく、迷呪が引き寄せる異端と戦う道を選んだ。 それが今の迷探偵。 うりん ・・・。 セル クレアさんと同じことを言うことになるけど・・・ 来るかどうかは、自分で決めてください。 うりん ・・・私は。 セル ん? うりん クレアさんみたいに強くない・・・。 セル そうですか・・・。 うりん でも・・・。 ・・・いつか私もそんなふうになれるかな。 道化 【暗転】 ------------------------------------------------------- 第六幕【クレア・セルヴィナ・うりん・ラトリーフ・戒莉】 ------------------------------------------------------- クレア・ラトリーフ・セルヴィナ板付き。 道化 【雷神屋敷】 クレア じゃあ手分けして何か手がかりを探そうか。 ラトリーフ 待ってください、うりんを待たないと。 クレア 駅にも来てませんでしたし・・・。 来ないんじゃないんですかね。 ラトリーフ いぇ、あの子は来ます・・・必ず。 うりん下手より入る うりん ごめんなさーい、遅れましたぁ!! ラトリーフ まったく、子供じゃないんだから 遅刻なんてするもんじゃないわよ。 うりん えへへ、ごめんね。 クレア んじゃあ探索開始で。 セル 了解です。 ラトリーフ 行くわよ、うりん。 クレア 気をつけて。 うりん クレアさんも気をつけて。 うりん・ラトリーフ下手はけ。 セル ニヤニヤ・・・。 クレア ・・・何見てる。 セル あれから成長したなぁ・・・って。 クレア うっさい露出狂。 セルこそあんなに小さかったのに。 セル 行きましょうか。 クレア だね。 クレア・セルヴィナ上手よりはける 間。 ラトリーフ下手より入る。 客席 ■■□□壁□□□□□□■■ ■■□□壁□□□□□□■■ ■■□□扉□□□□□□■■ 上 ■■□□壁□□□□□□■■ 下 ■■机□壁□□□パ□□■■ ■■■■■■■■■■■■■ 海 パ=パソコン ラトリーフ ・・・本ばかりね。 あら・・・このドアは・・・? ラトリーフ左側による。 ラトリーフ あからさまに怪しい部屋ね・・・。 これって・・・。 やっぱり・・・これはうりんの監視記録・・・。 戒莉下手より入る。 戒莉 ぽちっとな。 やあラトリーフ君。 ラトリーフ 戒莉先生? 何でここに・・・ってあら? 戒莉 どうかしたのかい? ラトリーフ いえ・・・ドアが開かないんですよ。 戒莉 それはそうだろうね。 賢明な君が分からないのかい・・・? ラトリーフ まさか・・・貴方が今回の事件の・・・! 戒莉 ふふっ・・・そうさ。 僕が今回の事件の黒幕さ!夢にも思わなかっただろう! ラトリーフ いえ・・・他に登場人物いないので、薄々は・・・。 戒莉 Σ(゜Д゜;)!! ・・・まぁいいさ・・・こんなこと僕、気にしない。 ・・・本当だよ!僕、本当に気にしてないから! ラトリーフ 貴方がうりんを監視していたんですか・・・! 一体何の目的で・・・うりんに何をする気ですか!! 戒莉 彼女、予知した内容変えられないって言っていたでしょう? あれは彼女の力が予知能力だけなら考えられないことなんですよ。 一つ目の力は、未来を引き寄せイメージとして見る。 彼女のもう一つの力・・・見えたイメージを現実として固定する! ラトリーフ !? 戒莉 今回の噂も私の仕業なんですよ。 私の力であらゆる人に明確なイメージを移植する実験。 ラトリーフ 貴方も・・・うりんのような力が!? 戒莉 迷呪とは刻まれた呪いを引き寄せるもの。 僕のは同調を引き寄せる迷呪・・・。 そしてある日、僕はこう思ったんですよ。 彼女にイメージを送ったらどうなるか・・・。 私の見せたイメージが現実として固定されるのではないか、ってね・・・。 ラトリーフ 馬鹿馬鹿しい・・・そんな事できる筈ありませんわ 戒莉 最近彼女、悪い予知ばっかりじゃなかったかい? ラトリーフ ・・・まさか! 戒莉 そう・・・実験は成功だったよ・・・。 あとはイメージをどれだけ明確にできるか。 その実験が結果として噂として残ったようですね。 ラトリーフ 彼女がどれだけ自分の悪い予言で苦しんだと・・・! 戒莉 君はとても役にたったよ。 うりん君の心が壊れないように支えになってくれた。 しかし今度はそれじゃあダメなんですよ。 彼女には私の人形になってもらわないといけないんです。 君だろうとあの探偵だろうと、彼女の頼った人間が全て死ぬ。 彼女の心の支えは全て削除させてもらいますよ。 ラトリーフ ・・・噂の他の二人も貴方が殺したんですか? 戒莉 僕がそんな野蛮な真似をするはずないでしょう? うりん下手より入る。 うりん え・・・?戒莉先生? 戒莉 これは都合がよろしい。 ラトリーフ うりん!そいつから離れなさい! うりん えっ!? 戒莉 さぁ、一緒に行きますよ。 戒莉・うりんに近づく。 クレア・戒莉にグリムトゥース。 戒莉 なっ! クレア 巨神兵がどーん!! 話は聞かせてもらったじぇ! クレア・セルヴィナ客席より入る セル お前のやったことは・・・ エブリシング全部お見通しだ!! クレア それ私が言いたかったのにー!! ・・・未来の固定化、ある意味最強のコンボだけど。 これでアンタの陰謀台無しだじぇ! 戒莉 それはどうでしょう? そこのパソコンでパスワードを入れない限り、ドアは絶対開きませんよ。 そして、この屋敷はあと10分で大爆発しますよ。 クレア また爆破オチかっ! 戒莉 パスワードが分かれば助かりますよ・・・分かればね。 さぁ・・・絶望に彩られるがいい・・・。 戒莉下手よりはける。 うりん ラトちゃん! クレア セル!あいつを追うよ! うりん そんな!ラトちゃんを見捨てる気ですか!? クレア もちろん そんな真似はしないっ!! 私たちはあいつを追って爆弾をどうにかする。 うりんさんはそのドアをどうにかして。 うりん わ・・・私がですか!? クレア そのドアをどうにかできる可能性があるのはうりんさんだけ。 そして、私かドアかどちらかが成功すればラトリーフさんは助かる。 行くよセル! セル あ、はい! クレア・セルヴィナ下手よりはける うりん そんな・・・私にどうしろって・・・。 ど・・・どうしようラトちゃん・・・。 ラトリーフ うりん・・・えっと・・・言いにくいわぁ・・・。 真剣なムードの所悪いんだけど。 なんか外に出れそうな抜け道が・・・。 うりん えぇーーー!! ラトリーフ そういえば戒莉先生いつも抜けてる所ありましたものね・・・。 だから私は逃げるから、貴女も早く逃げなさい。 うりん ・・・その出口、本当に外に通じてる? ラトリーフ どうしたの? 今まで私が嘘ついたことある? うりん そ・・・そうだよね。 ラトちゃん嘘ついたことなんてないもんね。 だから解る・・・解るよ! ラトちゃん嘘言ってる!! ラトリーフ ・・・。 随分簡単にばれましたわね。 ・・・クレアさんはああ言っていたけれど このままここにいたら貴女は犬死するだけ。 ワタクシは貴女を親友と思ってるの・・・ お願いだから、私を置いて逃げなさい。 うりん 馬鹿なこと言わないでよ! 私がラトちゃんの親友なら、ラトちゃんも私の親友だよ! 守られるだけなんてイヤだよ! 私も・・・私もラトちゃんを守ってみせる! ラトリーフ うりん・・・。 うりん こんなドアなんて・・・! ・・・??? あれ・・・これって・・・。 ラトリーフ うりん? どうしたの? うりん 見えた・・・見えたよ! あはっ・・・あははははは! ラトリーフ う・・・うりん? うりん AHAHAHAHAHAHAHA!! ラトリーフ 欧米!? 道化 【暗転】 ------------------------------------------------------- 第7幕【クレア・セルヴィナ・うりん・ラトリーフ・戒莉・黒猫・藍莉・差異・藤丸】 ------------------------------------------------------- 戒莉板付き クレア・セルヴィナ下手より入る クレア まてーーーーぃ!ルパァァーン! 戒莉 おやおや・・・わざわざご苦労さまです。 クレア そういやさ・・・もしこのまま爆発したら アンタの大切なうりんさんまで死んじゃうんじゃない? 戒莉 心配せずとも彼女には爆発ごときじゃ傷一つ付きませんよ。 毎日毎日呪いを重ねましたからね。 クレア なるほど・・・まぁそろそろおっぱじめますか。 戒莉 焦らないでください、貴方達の相手は私ではありませんよ。 黒猫! 黒猫、上手より入る。 黒猫 きゅんきゅん☆くけけけけけ ぐきゃぎゃぎゃぎゃ! セル 気をつけてください、あの人普通じゃないです! クレア 見りゃ分かるわっ! ・・・これも貴方の迷呪で? 戒莉 イメージの送信の完成形ですよ。 勘違いして欲しくないのですが、彼は元々殺人者ですよ。 むしろ私の力でおとなしくさせていたのですから。 セル どうします? クレア ヌッコロス! セル イエッサー! クレア×セル VS 黒猫 ここ、サツジンらしいよ? クレア マジ強ぇ・・・。 さっさと死んで経験値になればいいものを・・・。 戒莉 ふふっ、さあ行けぃ!黒猫よ! 客席から 藍莉 そこまでだ! 藍莉・客席より入る クレア あ・・・あんたは! 戒莉 何だ貴様! 藍莉 何だかんだと聞かれたら・・・。 答えてあげるが世の情け! 私は藍莉・・・美肌三銃士の一人だっ!! セル 美肌って・・・なんかクレアさんのセンスを感じますな。 戒莉 美肌三銃士って・・・一人じゃねぇか! 藍莉 ぬ・・・三人いるぞ? 差異・藤丸、客席より入る 戒莉 いるのかよ! 藍莉 お肌の敵は私の敵、乳酸菌の使徒、藍莉! 差異 差異!(各自決めゼリフよろ!) 藤丸 藤丸!(各自決めゼリフよろ!) 三人 3人そろって・・・      美肌三銃士! 藍莉 クレア殿に受けた恩義により助太刀に来ました! 今こそ恩を返す時! さぁさぁ、たった一度の見せ場ゆえ・・・。 御三方、客席の方でどうぞ見てください! 戒莉 え?・・・僕も行かなきゃダメなの? クレア・セルヴィナ・戒莉客席へ 藍莉 それでは……… 月に変わって殺してあげる♪ 美肌三銃士、寄ってたかって黒猫をボコボコに。 黒猫 赤坂は、温泉に帰れ・・・ガクリ。 セル 赤坂って誰っ!? 戒莉 こ・・・こんなアホな展開で・・・! クレア ありがと、助かったよ。 藍莉 それでは我らはこれで。 美肌三銃士、下手よりはける。三人戻る クレア セル、あいつ頼む。 セル あ、はい。 セル・黒猫下手よりはける。 クレア さぁどうする? 戒莉 ふんっ! 例え黒猫を倒そうと、ラトリーフ君はどうせ死ぬんですよ! ラトリーフ、うりん、下手より入る。 ラトリーフ 勝手に決めないでくださいますか? 戒莉 ば・・・馬鹿な!一体どうやって! クレア 上手くいったみたいだね。 戒莉 どうやってあのドアを・・・。 どうやってパスワードを突破したというんだ! クレア パスワードが何通りあろうと関係ない・・・      うりんさんの力は未来を引き寄せる迷呪だからね。 つまりは「ラトリーフさんの未来」を引き寄せたってわけだ。 ラトリーフ なんか言葉遊びみたいですわね・・・。 戒莉 ・・・彼女の力ではそんな真似は・・・。      教えてくれ!一体どうやったんだ! ラトリーフ 近づかないでくださいます? うりんから貴方に話す事なんて、ありませんわ。 クレア 「望んだ未来への過程」を見る力って所かな・・・? うりん あ・・・そんな感じでした。 パスを一桁ごと・・・。 50音順に入れた未来がそれぞれ見えた感じで・・・。 戒莉 ・・・!! だが・・・だがまだだ! 君の力が存在する限り私の野望は・・・! うりん それも、もう多分無理だと思いますよ・・・。 戒莉 !? うりん さっき50音順の未来をそれぞれ見た時わかったんです・・・。 私にも・・・ううん、誰にだって未来を変える力はあるって! 現に、ラトちゃんを助け出す事ができた! 戒莉 固定化の力が消滅したということか・・・!? クレア 迷呪ってのは心が源だからね・・・ 気持ちも変われば迷呪も変わるのさ。 戒莉 ・・・。 ラトリーフ さて先生、年貢の納め時ですわね。 戒莉 ・・・けるな。 クレア あぃ? 戒莉 ・・・ふざけるなっ! 僕は新世界を作るんだ! そして僕は新世界の神になる! クレア   あんたマンガ読みすぎ。 ラトリーフ 脚本家もね。 戒莉 心が迷呪を変えるというならば・・・ 再び心を変えてしまえばいい! クレア 下がってて二人とも。 うりん クレアさん!? 戒莉 貴女が私を止めるとでも? 貴女に何ができるというのです!! クレア 教えてあげるよ・・・。 私が迷探偵たる所以ってやつをね・・・! 戒莉 ・・・っ! いいでしょう・・・私の力・・・見せてあげましょう!! クレアVS戒莉 殺陣 戒莉 がはっ・・・! 何故だ・・・何故私の迷呪が届かない・・・。 クレア 実は私も迷呪持ちでね・・・。 戒莉 ! き・・・聞いた事があるぞ・・・。 ・・・まさか・・・貴様があの・・・       「迷呪を断ち切る」迷呪を持つ・・・伝説の探偵!! クレア そう・・・迷探偵クレア! 戒莉 なるほど・・・勝てないわけだ・・・。 ・・・貴女はコマの一つのつもりでしたが・・・。 コマを動かす核なる主役だったのですね・・・。 クレア アンタもなかなかの役者だったよ。 三枚目としてだけどね。 戒莉 ふふっ・・・言ってくれますね。 ・・・迷探偵・・・そしてうりん君、ラトリーフ君。 そこの壁に隠し扉がある、そこから逃げるがいい。 ラトリーフ !? 戒莉 僕はこの腐った世界を変える力が欲しかった・・・。 うりん 先生はどうするんですか? 戒莉 人の心配をしている場合かね? うりん だめですよ!死んじゃいますよ! 戒莉 君は優しいな・・・。 でも・・・もう僕の・・・。 クレア ごちゃごちゃウルセーー!!! クレア・戒莉にMB 戒莉 ぐはっ・・・ガクリ。 クレア さぁ、ちゃっちゃと逃げよっか! ラトリーフさん、こいつ一緒に持ってくれる? ラトリーフ あ、はい! 道化 【暗転】 こうして事件はあっけなく終わりを迎えます。 戒莉先生はありがちな秘密機関に引き取られていきました。 うりんは自分の力を向き合う決意をしたのでした。 そして・・・。 ------------------------------------------------------- エピローグ【クレア・セルヴィナ】 ------------------------------------------------------- クレア・セルヴィナ板付き。 客席 ■■□□□□□□□□□■■ ■■T□ク机□イ□□扉■■ ■■□□□□□イ□□□■■ 上 ■扉□□□□セ□□□□■■ 下 ■■□□□□□□机□□■■ ■■■■■■■■■■■■■ 海 ク=クレア セ=セルヴィナ T=TV イ=イス 道化 【クレア迷探偵事務所】 クレア すやすや・・・。 セル はぁ・・・クレアさん寝ちゃったし暇だなぁ。 クレア 生徒の皆よく聞け・・・むにゃむにゃ。 セル どんな夢ですか・・・教師? クレア ・・・人という字はー・・・。 左側の奴は寄りかかってるだけだー。 セル 生徒にそんなこと教えちゃダメですよ!! クレア 赤信号、皆でわたれば大惨事ー。 セル それも間違ってる! 教えとしては合ってるかもしれませんけど!! クレア それがモノを殺すっていうことだー。 セル 何危ないこと教えてるんですかっ!! っていうかクレアさん起きてるでしょ!! クレア ばれたかアシタカ。 あの子を解き放て!あの子は人間だぞ! セル 黙れ小僧! もう突っ込むの疲れました! クレア そか。 ではあっしは未来の情報でも取り入れるとしますかな。 カチッとな。 セル 未来の情報って・・・ただの天気予報じゃないですか。 あ、そういえば、うりんさんからお礼の手紙来てましたよ。 クレア お、読ませて読ませて。 セル ってこの当たらない天気予報見てるんですか? クレア 何を言う、最高最強の天気予報士だぞ? セル 100回に一回しか当たらないって有名ですよ!? 確率にして的中率1%! クレア だから、99%的中する天気予報士だって。 セル ・・・逆やるんですか? クレア そそ。 セル ・・・クレアさんらしい捻くれた考え方ですね。 クレア それでも給料一杯貰えてるんだろうね。 マジメに働いているのがバカらしくなるわぁ・・・。 セル そういう事はマジメに働いてる人が言うんですよ。 クレア おっ、明日は降水確率80%。 晴れだってさ、よかったよかった。 セル 師匠の所、行くの久しぶりですね。 クレア だね。 菊は任せたー。 セル    はーい。 クレア ・・・。 ・・・・・・・・・・。 セル ・・・? どうしたんですかクレアさん? クレア 菊をキック! セル 格闘趣向!? ・・・本当にやらないでくださいよ? クレア ・・・どうかな?(ニヤリ 道化 【終劇】 -------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------